2018年8月の映画興行の振り返り
週ごとの週末ランキング
2018年8月4日~8月5日のTOP5
当週順位 | 先週順位 | 作品名 | 上映週 | 配給 |
---|---|---|---|---|
1位 | 1位 | 劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 | 2 | 東宝 |
2位 | - | ミッション:インポッシブル フォールアウト | 1 | 東和ピクチャーズ |
3位 | - | インクレディブル・ファミリー | 1 | ディズニー |
4位 | - | 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 2人の英雄(ヒーロー) | 1 | 東宝 |
5位 | - | 劇場版 仮面ライダービルド Be The One | 1 | 東映 |
2018年8月11日~8月12日のTOP5
当週順位 | 先週順位 | 作品名 | 上映週 | 配給 |
---|---|---|---|---|
1位 | 1位 | 劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 | 3 | 東宝 |
2位 | 2位 | ミッション:インポッシブル フォールアウト | 2 | 東和ピクチャーズ |
3位 | 3位 | インクレディブル・ファミリー | 2 | ディズニー |
4位 | 6位 | ジュラシック・ワールド 炎の王国 | 5 | 東宝東和 |
5位 | - | オーシャンズ8 | 1 | ワーナー・ブラザース |
2018年8月18日~8月19日のTOP5
当週順位 | 先週順位 | 作品名 | 上映週 | 配給 |
---|---|---|---|---|
1位 | - | 銀魂2 掟は破るためにこそある | 1 | ワーナー・ブラザース |
2位 | 1位 | 劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 | 4 | 東宝 |
3位 | 3位 | インクレディブル・ファミリー | 3 | ディズニー |
4位 | 2位 | ミッション:インポッシブル フォールアウト | 3 | 東和ピクチャーズ |
5位 | - | 劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人 | 1 | 東映 |
2018年8月25日~8月26日のTOP5
当週順位 | 先週順位 | 作品名 | 上映週 | 配給 |
---|---|---|---|---|
1位 | - | 検察側の罪人 | 1 | 東宝 |
2位 | 1位 | 銀魂2 掟は破るためにこそある | 2 | ワーナー・ブラザース |
3位 | 2位 | 劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 | 5 | 東宝 |
4位 | 3位 | インクレディブル・ファミリー | 4 | ディズニー |
5位 | 4位 | ミッション:インポッシブル フォールアウト | 4 | 東和ピクチャーズ |
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2018年7月の映画興行の振り返りを書いてから、既に現時点で暫定1位は11月公開の『ボヘミアン・ラプソディ』に取って代わられたが、それまでは暫定1位だった『劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』が強かった8月となっている。
8月公開作品で年間の上位に入っている作品は『インクレディブル・ファミリー』48億円、『ミッション:インポッシブル フォールアウト』47億円、『銀魂2 掟は破るためにこそある』36億円、といったところだ。
8月のTOP10まで広げて見た時にやはり驚くべきなのは公開7週目(2018年8月4日~5日の週)にして圏外からTOP10入りを果たし、8週目にはまた圏外になったが9週目から17週目(2018年10月13日~14日の週)までTOP10入りを続けた『カメラを止めるな!』のヒットだろう。
口コミで話題というのがその名のとおりになった2018年の象徴すべき作品で、31億円を稼ぎ出しているのは凄いとしか言いようがない。アスミック・エースが共同配給になり拡大公開になっただけではない地道な努力(キャストや監督が様々な映画館で舞台挨拶を行なうなど)の一つ一つも成果として現れている。
ここまでいくと次に同じような作品が現れるのは難しいだろう。
ただし、作品が面白いのであれば純粋にまたこういったヒット作品が生まれる、かもしれない。
映画ニュース
2018年8月17日~19日の全米映画週末興行収入ランキングで話題になった映画があった。
『クレイジー・リッチ!』(原題:Crazy Rich Asians)だ。
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その後3週連続1位を獲っている。
日本では遅れて9月28日に公開された。
主要キャストを全てアジア系で揃えた映画でこうしたヒットは珍しいと言われている。
だが、2018年全米映画興行収入ランキング1位である『ブラックパンサー』は黒人ヒーロー映画であったことから、2018年はそういった"人種とは"を皆が考える年だったのかもしれない。
アメリカですら"やっと"な気がしてならないが、それは映画界にとって大きな進歩だったと喜ぶべきことなのではないだろうか。